北海道ニセコ高等学校

北海道のニセコ町にある町立ニセコ高校のnoteです。 全国唯一の「緑地観光科」の学校で…

北海道ニセコ高等学校

北海道のニセコ町にある町立ニセコ高校のnoteです。 全国唯一の「緑地観光科」の学校で、環境に配慮した持続可能な農業の担い手を育成する「アグリフードコース」と英語力とホスピタリティマインドに基づく観光の担い手を育成する「グローバル観光コース」を設置しています。 校長が発信します。

記事一覧

シビックプライドを持ったグローバル人材

「国際理解教育」から「国際教育」へ 私も国際教育に関わって4年目になりますが、いつもこのことを意識しながら学校経営に当たってきました。 「国際理解教育」  他の国…

食は世界共通のコミュニケーションツール

ちょっと報告が遅くなりましたが、6月2日の「フードデザイン」の授業で「World Kitchen」という企画を実施しました。 ニセコ町のCIR(国際交流員) のマノさんとブルック…

ニセコで学ぼう、ニセコで働こう

ニセコ高校は、令和6年度入学生募集から「地域みらい留学」による全国生徒募集を開始します。 全国・全世界から多様なバックボーンを持つ生徒が集い、異なる価値観を受け止…

持続可能な観光教育~ボランティアツーリズム~

グローバル観光コースの生徒が、ニセコにおけるボランティアツーリズムを考える第一歩として、アンヌプリ国際スキー場にてゴミ拾いを行いました。 オンシーズンは、純白の…

ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」続き

ツアーメンバーは、綺羅街道のほかに道の駅ニセコビュープラザと有島記念館を訪れました。 道の駅ニセコビュープラザ 有島記念館 それぞれの場所で現状を見ながら高校生…

ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」

本日、ニセコ高校のグローバル観光コースの生徒が、麗澤大学の学生さんを招いて、サスティナブルな視点で地域の観光に関する課題解決を行うスタディツアーを実施します。 …

ラジオニセコ特別授業

先日、ラジオニセコにおいて、毎月第3金曜日の18:00にニセコ高校の生徒が中心となってお送りする「ラジオニセコハイスクール」という番組が始まったことをお知らせし…

ニセコ高校の学び2

こんにちは。ニセコ高校です。 今回は、プロジェクト学習の専攻班(研究班)の様子をお伝えします。 ニセコ高校は、生徒自らが課題意識を持ち、興味・関心のある事柄につ…

ニセコ高校の学び

授業が始まってまだ1週間程ですが、ニセコ高校の教室からは、対話をしながら協働的に学ぶ生徒の明るい声が聞こえています。 「現代の国語」では、「予算30万円で行ける国…

ラジオニセコハイスクール~~ちょっと一息radio~

北海道で最も小さいコミュニティFM放送局で「聴くだけじゃない、出るラジオ」をコンセプトに運営されているラジオニセコの4月からの新番組として、毎月第3金曜日の18:00~1…

誰一人取り残さない学校

入学式の後に、ニセコ高校の教育後援会の入会式があり、会長の猪狩さんが新入生の保護者の皆さんに向けて、「大切なお子さんをお預かりし、SDGsの街であるニセコ町立の高…

失敗できる学校

4月10日に入学式がありました。 私はいつも式辞で新入生に話すことを決めています。(ワンパターンともいいます) 世界はつながっていて、どこかで何か起きれば世界中に大…

note始めました

北海道のニセコ町にある町立ニセコ高校の公式noteです。 ここでは、令和5年4月から校長の本谷一(もとやはじめ)が、ニセコ高校のことやこれからの教育や学校について思…

シビックプライドを持ったグローバル人材

シビックプライドを持ったグローバル人材

「国際理解教育」から「国際教育」へ
私も国際教育に関わって4年目になりますが、いつもこのことを意識しながら学校経営に当たってきました。
「国際理解教育」
 他の国や異文化を理解する教育
 ■育む資質・能力
  ①異文化を理解し、これを尊重・ 共生できる資質・能力
  ②自己の確立
  ③コミュニケーション能力
「国際教育」
 国際社会において、地球的視野に立って、主体的に行動するために必要と考えら

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食は世界共通のコミュニケーションツール

食は世界共通のコミュニケーションツール

ちょっと報告が遅くなりましたが、6月2日の「フードデザイン」の授業で「World Kitchen」という企画を実施しました。
ニセコ町のCIR(国際交流員) のマノさんとブルックさんに講師としてお越しいただき、「(Pâté Chinois(パテ・シノワ)」というカナダのケベック州の家庭料理を一緒につくりました。

当日の材料とレシピは次のとおりです。よかったら、カナダの家庭料理をお楽しみください。

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ニセコで学ぼう、ニセコで働こう

ニセコで学ぼう、ニセコで働こう

ニセコ高校は、令和6年度入学生募集から「地域みらい留学」による全国生徒募集を開始します。
全国・全世界から多様なバックボーンを持つ生徒が集い、異なる価値観を受け止めながらグローバルな視点を育むことができる学校を目指します。

「地域みらい留学」ニセコ高校サイトを開設しました。生徒も一部の記事の作成に参加しています。

また、ニセコ町では、都市部からニセコ町へ生活の拠点を移して「地域おこし協力隊員」

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持続可能な観光教育~ボランティアツーリズム~

持続可能な観光教育~ボランティアツーリズム~

グローバル観光コースの生徒が、ニセコにおけるボランティアツーリズムを考える第一歩として、アンヌプリ国際スキー場にてゴミ拾いを行いました。

オンシーズンは、純白のJAPAW(=JAPAN+POWDER SNOW)に覆われるニセコのスキー場ですが、雪が融けた後には驚くほどのゴミがありました!

中には、折れたスキーストックやスキー板の金具など、危険なものも含まれており、生徒は驚いていました。(地域住

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ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」続き

ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」続き

ツアーメンバーは、綺羅街道のほかに道の駅ニセコビュープラザと有島記念館を訪れました。

道の駅ニセコビュープラザ

有島記念館

それぞれの場所で現状を見ながら高校生が説明をします。その上で大学生の皆さんが課題を発見します。

その後は、素敵なレストラン「ルーキーズキッチン」でランチです。

ルーキーズキッチン

SDGsの目標達成にもつながる地産地消について学びます。
地元農家さんのこだわりの食

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ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」

ニセコ高校 ✕ 麗澤大学「サスティナブルスタディーツアー」

本日、ニセコ高校のグローバル観光コースの生徒が、麗澤大学の学生さんを招いて、サスティナブルな視点で地域の観光に関する課題解決を行うスタディツアーを実施します。

もちろん、ツアーを体験する大学生のみなさんが課題解決をするだけではなく、この企画をよりよいものにするために高校生と大学生の意見交換や振り返りも行います。

ニセコ高校では、これまでエイブルホールディングスのご支援の下で、東京の品川女子学院

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ラジオニセコ特別授業

ラジオニセコ特別授業

先日、ラジオニセコにおいて、毎月第3金曜日の18:00にニセコ高校の生徒が中心となってお送りする「ラジオニセコハイスクール」という番組が始まったことをお知らせしましたが、番組づくりに向けて、ラジオニセコのパーソナリティの方が来校して、全生徒を対象に特別授業を実施してくださいました。

ご指導いただいたのは、ラジオニセコの放送局長の宮川博之さんと局員の中鉢優月さんです。

はじめに、ラジオニセコにつ

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ニセコ高校の学び2

ニセコ高校の学び2

こんにちは。ニセコ高校です。
今回は、プロジェクト学習の専攻班(研究班)の様子をお伝えします。

ニセコ高校は、生徒自らが課題意識を持ち、興味・関心のある事柄について調査・研究・発表を行う「プロジェクト学習」を行っています。
このプロジェクト学習は、全学年を貫く(1年生は10月から参加)4つの専攻班で実施しています。今年の専攻班は次のとおりです。
・「サスティーン班」
   酪農学園大学との共同研

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ニセコ高校の学び

ニセコ高校の学び

授業が始まってまだ1週間程ですが、ニセコ高校の教室からは、対話をしながら協働的に学ぶ生徒の明るい声が聞こえています。

「現代の国語」では、「予算30万円で行ける国内グルメツアー1泊2日」の企画書を作成しています。

「数学Ⅰ」の問題演習も、議論しながら取り組んでいます。

ニセコ高校には2つのコースがありますが、そのうちの「グローバル観光コース」の「観光実践」の授業の様子です。
メッセージボード

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ラジオニセコハイスクール~~ちょっと一息radio~

ラジオニセコハイスクール~~ちょっと一息radio~

北海道で最も小さいコミュニティFM放送局で「聴くだけじゃない、出るラジオ」をコンセプトに運営されているラジオニセコの4月からの新番組として、毎月第3金曜日の18:00~18:50に「ラジオニセコハイスクール~ちょっと一息radio~」が始まります。ニセコ高校の学びや学校の様子について放送します。
ラジオニセコさんのfacebookはこちら

ラジオニセコさんにご相談させていただき、この番組は生徒が

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誰一人取り残さない学校

誰一人取り残さない学校

入学式の後に、ニセコ高校の教育後援会の入会式があり、会長の猪狩さんが新入生の保護者の皆さんに向けて、「大切なお子さんをお預かりし、SDGsの街であるニセコ町立の高校として、『誰一人取り残さない』教育を行って大切に育てます。」とおっしゃられました。

この言葉は、私たち教職員に向けていただいた言葉でもあります。

「誰一人取り残さない」とは、全員卒業できればよいということではない。
一人ひとりの生徒

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失敗できる学校

失敗できる学校

4月10日に入学式がありました。
私はいつも式辞で新入生に話すことを決めています。(ワンパターンともいいます)

世界はつながっていて、どこかで何か起きれば世界中に大きな影響が広がる。
未来がどうなるかわからない世界でも、前向きに生きていける力をつけよう。
そのために失敗を恐れずに色んなことに挑戦しよう。
失敗を繰り返す中でやりたいことを見つけよう。
やりたいことを実現するために努力しよう。(先生

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note始めました

note始めました

北海道のニセコ町にある町立ニセコ高校の公式noteです。
ここでは、令和5年4月から校長の本谷一(もとやはじめ)が、ニセコ高校のことやこれからの教育や学校について思うことを、一人称で書いてみます。
ニセコ町やニセコ高校に興味を持っていただくきっかけになったり、教育関係者以外の方とつながるきっかけになったりしたら嬉しく思います。